事例④ 夫や子どものいる人妻と不倫・同棲した男に対して慰謝料500万円

X男と妻A子には3人の子ども(14歳・10歳・5歳)があり、婚姻生活は15年であったが、妻A子が同級生のY男と不倫関係となった。その後Y男が海外に転勤となった後も関係は続き、Y男が帰国するたびに密会を重ねていた。その後、その事実をX男が知り、Y男と別れるように説得したが、A子は聞き入れず、3人の子どもを残して家を出て、Y男の海外赴任先で同棲を始めた。
そこでX男は、Y男に対して1000万円の慰謝料を請求した。裁判所は、Y男に500万円の慰謝料の支払いを命じた。
(最高裁・昭和54年3月30日判決)

 

慰謝料請求 お問い合わせ