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離婚ケーススタディ1 浮気・不貞行為と慰謝料


事例① 妻と上司との浮気で双方に慰謝料請求

A子は勤務している会社の上司X男と親しくなり、浮気行為を繰り返すようになった、それを
A子の夫に知られるところとなり、A子の夫は、X男に対して妻A子との不貞行為を理由に
慰謝料の支払いを求める訴訟を起こした。
一方X男の妻も、A子に対して夫X男との不貞行為を理由に慰謝料を請求する訴訟を起こした。

このケースで裁判所は、「X男はA子の夫に対して慰謝料として金100万円を支払え」、「A子は
X男の妻に対して、慰謝料として金50万円を支払え」という判決をくだしました。
(仙台地裁・昭和50年2月26日判決)

慰謝料算定の判断は、被害者の職業、社会的地位、年齢、婚姻期間、子どもの有無、
不貞行為にいたる原因、不貞行為の期間・その状態、それにより離婚するに至ったか、
などの事情によって様々です。

一般的には、100~300万程度のケースが多いようです。



事例② 夫の不倫相手に対して慰謝料請求

X子とA男は夫婦であったが、A男は会社の部下であるY美と不倫関係となった。そこで妻X子は
Y美に対して慰謝料500万円の請求を申立てた。

裁判所は、①A男はY美の上司であり、不倫関係はA男が主導的であった。②2人の不倫関係は
すでに解消していること。③X子が夫A男を許し、結婚生活を続けていること。などを考慮して、
Y美からX子に対し支払うべき慰謝料は50万円であるとした。
(東京地裁・平成4年12月10日判決)



事例③ 夫の愛人に対する慰謝料請求棄却

X子(56歳)とA男(55歳)は、1967年に結婚し、2人の子どもをもうけたが、性格の不一致などから
夫婦関係が悪化し、夫A男は離婚調停を家庭裁判所に申し立てたが不調に終わった。
1982年にA男は家を出て別居した。その後、別の女性Y子(36歳)と同居し子どもが生まれた。
このため、妻X子はY子に対して1000万円の慰謝料を求める訴訟を起こした。

最高裁判所は、不倫関係をもつことが、相手の配偶者に対する不法行為となるのは、結婚生活の
平和の維持という利益を侵すことによって成立するが、結婚生活がすでに破綻していた場合には
法的に保護される利益があるとは言えず、この場合は特別な事情のない限り相手の女性には
損害賠償責任はないとして、X子の請求を棄却した。
(平成8年3月26日)



事例④ 夫や子どものいる人妻と不倫・同棲した男に対して
     慰謝料500万円


X男と妻A子には3人の子ども(14歳・10歳・5歳)があり、婚姻生活は15年であったが、妻A子が
同級生のY男と不倫関係となった。その後Y男が海外に転勤となった後も関係は続き、Y男が帰国
するたびに密会を重ねていた。その後、その事実をX男が知り、Y男と別れるように説得したが、
A子は聞き入れず、3人の子どもを残して家を出て、Y男の海外赴任先で同棲を始めた。
そこでX男は、Y男に対して1000万円の慰謝料を請求した。裁判所は、Y男に500万円の
慰謝料の支払いを命じた。
(最高裁・昭和54年3月30日判決)



事例⑤ 妻の浮気で離婚、相手の男に慰謝料200万円

X男と妻A子の結婚生活は10年続いており、2人の子ども(9歳・6歳)がいた。
A子は喫茶店の経営をしていたが、客であるY男(妻子あり)と不倫関係となった。
A子は2人の子を残してX男のもとを去り、離婚した。

裁判所はX男からの慰謝料請求について、Y男に200万円の支払いを命ずる判決を
行った。
(大阪地裁・昭和54年9月28日判決)



事例⑥ 妻子がいることを知りながら内縁関係になった女性から、
     相手男性へ慰謝料請求


Y男(27歳)は、妻子がいるにもかかわらず、X子(19歳)に対し、妻と別れると言いながら妊娠させ
同棲を始めたが、子どもが生まれた後別れてしまった。X子は、Y男に対し、2000万円以上の慰謝料
請求を行ったが、裁判所は、慰謝料を300万円とする判決を下した。
(京都地裁・平成4年10月27日判決)

※従来、妻のある男性が結婚の意思がないのに、これをあるように装って事実上の夫婦関係を
結んだとしても、相手の女性が男性に妻のあることを知っていた時には、その女性の貞操侵害を
理由とする慰謝料は認められていませんでした。しかし、最高裁は昭和44年9月26日の判決で、
「女性がその情交関係を結んだ動機が、主として男性の詐言を信じたことに原因している場合、
男性側の情交関係を結んだ動機、その詐言の内容、程度及びそれについて女性がどのように
思っていたか等を考慮し、情交関係を引き起こした原因が、主として男性にあり、男性側の違法性
が著しく大きい時には女性に対する貞操等の侵害を理由とする慰謝料請求は許される」という
判断を下しました。


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